理科の学生チーム「ドロストッパーズ」がドボク模型グランプリ2026で全国6位の大健闘 〜東北勢として初の本選出場〜
2026年9月30日,東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催された「ドボク模型グランプリ2026」の本選において,初等教育専攻・中山慎也研究室(理科教育)に所属する4年生3名のチーム「ドロストッパーズ」齋藤小春さん,佐々木梨絢(りあな)さん,遠藤直(なお)さんが,初出場で見事全国第6位という優秀な成績を収めました。
同グランプリは,全国の工学系の大学や高等専門学校(高専)などから30チームがエントリーし,動画審査による予選を勝ち抜いた精鋭12チームが本選(全国大会)へと進出するコンテストでした。土木・工学など専門学科からの出場チームが多いなか,本学は唯一の教育学部「理科」チームとして本選への切符を掴み取りました。なお,東北地区からの本選出場は本チームが唯一で,前年度の第1回大会を含めても「東北勢として初の本選出場」という歴史的な一歩となりました。
本チームが実演した模型教材やプレゼンテーションのストーリーは,自身の卒業研究として工作物の製作や予選動画の作成を主体的に牽引した齋藤さんを中心に,3人の強みを融合させて完成したものです。特に,融雪型火山泥流の流動性を再現する部分について,遠藤さんの提案により,片栗粉を比較的高温の湯で溶いて適切なとろみ(糊化状態)を維持させる独自の工夫を施しました。さらに本選の会場で佐々木さんが「会場の全員が宮城の小学生になったつもりで」と審査員や観客に呼びかけ,笑顔と共感を誘いながら温かいミニ授業の雰囲気を演出しました。
教育学部ならではの『伝える技術』と『授業を意識したユニークな発表スタイル』を展開したことは,会場でも大きな注目を集めました。
審査員からは,理科・防災の視点からアプローチされた独自の教材性と,これらの教育的な工夫が高く評価され,工学系の強豪がひしめく中で全国6位という確かな結果を残しました。なお,教材の開発に先だって,蔵王ジオパーク推進協議会や蔵王ジオパークセンターが有する火山砂防の資料をもとにアドバイスをいただくなど,地域の自然や防災を学ぶ連携の取り組みとしても歩み出しています。
防災教育に関連する教材開発の取り組みが評価され,河北新報(2026年10月18日,朝刊21面「とうほく」欄)に学生3人の奮闘が大きく紹介されました。
本学では今後も,地域社会や専門機関と連携しながら,学生の主体的な探究活動や研究活動を力強く支援していきます。

