家庭科教育専攻

専任担当教員名

 家庭科教育専攻の専門科目は食物、被服、家庭管理(住居を含む)、保育、教科教育および共通科目の6つの領域で構成されています。それぞれの担当者は以下の通りです。このほか、家庭経営学など非常勤講師による授業もあります。

教 授 小野寺泰子/家庭科教育
教 授 西川重和/被服(編織)
教 授 菅原正則/家庭管理(住居・住居環境)
教 授 亀井文/小児栄養学
准教授 香曽我部琢/保育学
*( )は、教科専門科目

専攻の特色

 本専攻の教育課程は、中・高等学校の家庭科教員を養成することを目的としています。学校家庭科は広い領域がありますが、本専攻の各授業では、日常生活に欠かせない衣・食・住などの生活資料や生活現象を科学的に分析し、それに基づいて考察することを通して、より発展的に家庭生活をとらえることができるようにしたいと考えています。教科教育の分野を除き、とくに食物、被服、住居、保育の各専門領域では研究方法としては、自然科学的な方法に集中しています。教科教育の分野では現実の家庭科の授業を研究対象とし、実践的な課題を追求しています。それらをもとに、学生たちは専門領域での学修を経て、卒業論文などの研究成果を学校家庭科のなかに生かしていくことができると思われます。
 また、インターンシップ事業を計画・実践するなかで、企業のなかで、成果を上げている技術開発の現状などを知り、広い視野をもてるようにしたいと考えています。

[主な専門科目]

■被服の材料 編織学 食品の科学 食物と栄養 生活と住居 発達と保育

教育体系

 入学直後から、「家庭科教育実践体験演習(中等)」で、専攻生を家庭科教育専攻の入り口に立たせます。1年次からはじめますが、主に2・3年次を中心に、家庭科の専門科目である食物学、被服学、住居学、保育学など家庭科の基礎となる科目を履修します。学校家庭科では、実験・実習の力がとくに要求されるので、本専攻でもそれぞれの専門領域にはすべて実験・実習科目を置いています。特に、家庭科実験では実験の基本的な方法を学ぶことができることを考えています。また、家庭科特別講義は、家庭科の専門領域をより深めるために開講しています。2年次の11月には、卒業論文指導の前段階である家庭科演習を履修できるように各研究室への所属を決定します。3年次には、本格的な卒業論文の準備を始めます。卒業論文の指導には、年4回の報告会を開催します。教員は、学生個々人の特徴を良く見、それに対応した指導を丁寧にしています。

取得免許・資格

卒業要件で取得できる免許:中・高等学校1種免許(家庭科)
小学校1種(2種)免許の取得も可能です。

卒業後の進路

教 員: 小学校・中学校・高等学校
     宮城県を主として、東北各県や関東地方の家庭科の教師や小学校教師など。
公務員: 仙台市役所、その他東北各県などの地方自治体職員など。
企 業: 教育、広告、繊維、食品、住宅 などの分野へ就職。
進 学: 宮城教育大学大学院、東北大学大学院他。