「2022年度 放射線教材コンテスト」にて、理科の学生が優秀賞や特別賞など3冠受賞

 公益財団法人日本科学技術振興財団の主催する「2022年度放射線教材コンテスト」にて、初等理科コースおよび中等理科専攻に在籍する関遥香さん、日向実優さん、友常憲伸さん、若松未結さん、岩谷朋樹さんの5人が、「スライド資料で学ぶ放射線利用の場面解決型教材」の開発により優秀賞、NPO法人放射線教育フォーラム特別賞、公益財団法人日本科学技術振興財団理事長賞の3賞を受賞しました。

 1次審査・2次審査・最終審査を経て、見事に3冠の栄誉に輝きました。
 本学の学生が優秀賞を受賞するのは、2年連続となります。
 これらの特別賞は、最優秀賞や優秀賞とは別途選考され、他の賞と重複して授与される場合があるという条件のもとで授与されます。

 12月28日(水)、科学技術館(東京)を会場とした放射線教育発表会にて教材のプレゼンテーションと表彰式が開催されました。
 NPO法人放射線教育フォーラムの田中隆一様から「放射線が人々の暮らしや健康に役立っていることを、教材の選択や工夫によって、遊びながら感じるチャンスにもなって、小学生の多くがいだきがちの放射線に対するマイナスイメージを和らげる効果が期待できる」と、特別賞の選考理由が発表されました。
 また、発表会でのプレゼンテーションを見た小中高教員によるアンケートの結果から当日の優れた発表としてトップに選ばれて、日本科学技術振興財団理事長賞の授与が決まりました。

 指導教員の中山慎也准教授(理科教育)は「教員をめざしている本学の学生にとって、プレゼンテーション内容についても高評価を受けたことは自信にもつながり、今後の励みとなりました」と語っています。

 東日本大震災を経験した東北地方の教員養成大学として、放射線に関する正しい知識の習得と風評被害の撲滅をめざして、教材の開発と授業実践に取り組みます。

 本件は、河北新報(2023年2月9日、朝刊19面)にも掲載されました。

 コンテストや教材についての詳細は、放射線教育支援サイトらでぃのホームページ(https://www.radi-edu.jp/)をご覧ください。

受賞した本学学生
発表会でのプレゼンテーション
オンライン配信のプレゼンテーション
横浜市内の中学・高校の理科部顧問(手前)と教材について協議中の様子