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大学概要

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学長メッセージ

Message from the President

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平成29年度 入学式 告辞

 本日ご入学された学部のみなさん、大学院修士課程のみなさん、そして専門職学位課程のみなさん、ご入学おめでとうございます。心から歓迎します。
 宮城教育大学は、東北地方における唯一の単科の教育大学として、教員養成に特化した重要な役割を担っております。また、国からは教員養成に於ける広域拠点大学としての使命を与えられており、東北地方のみならず、全国の教師教育をリードする任務が託されています。
 本学には、たいへん広い分野の優れた教授陣が揃っており、しかも、教授と学生の距離が極めて近いという、みなさんにとっても恵まれた環境にあるのではないかと思います。

 みなさんは、本日、選ばれてこの席におられます。受験が終わってほっとしている時期かも知れませんが、今が大切です。
 焦る必要はありませんが、明日からと言わず、今日から大学生活を無為に過ごすこと無く、自分からアクティブに行動してください。大学は、教えられるのを待つ場所ではなく、自ら求めて学ぶ場、学び続ける場であることを改めて申し上げます。

 現代は知識基盤社会であり、グローバル化の急速な進展、人工知能の発達などICTの発展による社会変革の時代にあります。そして、子どもたちがこれから進もうとする道、職業も、これからは大きく変わると言われています。
 このような背景の下に、この度、新学習指導要領が発表されました。小学校では、英語が本格的に導入されます。道徳教育が教科になり、ICT教育なども一層充実します。高校でも数理探求などが加わり、学校の状況はみなさんが学んできた頃とは大きく変わると思われます。
 このような変化に対応するため、例えば、本学の英語教育では、TOEICの受験が義務化されていますし、今年からパーソナルコンピュータの必携化が実施されます。

 これからの教師に求められる資質能力は、思考力・判断力・表現力等を育成するような”学びのデザイン力”、そして、社会の変化に伴う新たな課題に柔軟に対応できる広い視野や応用力であると言われています。
 そして、“教える”という時代から、子どもたち、それぞれが“自ら学ぶ”ように導く時代、つまりアクティブ・ラーニングへの転換が図られようとしています。
 そのためには、みなさん自身に、自ら学ぶ力が備わっていなければなりません。自ら学び続ける姿勢がなければ、教えることはできません。
 そこで、本学在学中に教師として、教育者として、皆さんに身につけて欲しい力、能力が、ディプロマ・ポリシーとして明示されています。

 簡単に申し上げると、一つ目は、広い視野と高度な専門性を備えた専門家としての“実践的な指導力”です。
 二つ目は、強い使命感と責任感を備えた“豊かな人間力”です。教師としての使命感と責任感を持ち、人間的魅力に溢れた教師になってください。
 三つ目は、「創造力と感性」を磨いて欲しいということです。創造力や感性は、さまざまな実体験、経験によって培われるものであろうと思います。
 宮城教育大学では、カリキュラムの中でも、あるいはカリキュラム外でも、さまざまな体験の機会がありますので、積極的に参加して下さい。

 大学院に進まれたみなさんに申し上げます。
 宮城教育大学には、修士課程と専門職学位課程の2課程があります。
 修士課程では、特別支援教育と教科教育について、高度な専門性をもって、教育を学問として深く探求し、併せて学校での高度な教育実践力を得るために学んでください。
 また、専門職学位課程、いわゆる教職大学院では、学級経営、学校経営など学校運営の方法の修得なども含め、確かな指導理論と優れた実践力・応用力を備えたスクールリーダーを目指してください。

 学部、大学院を問わず、みなさんは、大学で理論をしっかり学び、学校の教育現場で実践力を磨くことになります。本学には、みなさんの教育実践力を磨くために、教育実習でお世話になる附属の幼稚園、小学校、中学校、特別支援学校があります。本日は、みなさんのご入学を歓迎するために、各学校からの代表の児童・生徒のみなさんがいらしてます。

 教師は、次の世代を支える人材を育てる存在であり、“次の時代を創る”ことができる素晴らしい職業です。医師が人の命を支えるように、教師はこどもの人生を支える存在です。そういう意味では、極めて責任の重い立場といえますが、たいへんにやり甲斐のある仕事です。
 どうか尊敬される教師となれるよう、本学での充実した生活を送ってください。

 みなさまの実り多き前途を祝して、告辞といたします。
   
   平成29年4月5日

国立大学法人 宮城教育大学長  見上 一幸





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