「学生の自主的な学びの支援制度」を創設

 本学では、学生自らの意欲、発案等による学びの機会づくり、他の学生のモデルとなる学習活動等を大学として支援することを目的とした「学生の自主的な学びの支援制度」を、令和4年度に創設しました。
 開学以来、本学がテーマ・内容等を設定する教養講座を73回にわたり実施してきたが、「令和の日本型学校教育」において、主体的に考え、多様な立場の者が協働的に議論し,納得解を生み出すなどの資質・能力が強く求められていることなどを踏まえ、制度の見直しを行ったものです。
 新制度を活用した第1回の取組として、本学教職大学院生のグループから「道徳学習会~テーマ発問型の道徳を学ぼう~2023」の企画が提案され、大学からの費用面の支援をもとに、令和5年3月18日(土)、学生自らの手で実施しました。
 学習会には、筑波大学附属小学校教諭の加藤宣行氏を講師としてお招きし、講演と演習が行われました。当日は季節外れの雪が舞うあいにくの天気でしたが、同学生に加え、現職教員を中心とした学外からの参加者も多く集まり、85名の参加者が加藤氏の熱のこもった話に聞き入っていました。  
 参加者からは「生きて生活に役立つものだと実感しました。学校が楽しい、勉強が楽しいと思ってもらえるような授業ができるように頑張りたいなと思いました」といった講演内容への感想が寄せられた他、「学びの場の雰囲気が大変良かった」、「以前から加藤先生の講演を聴講したいと思っていたので、仙台で開催してもらえてとても嬉しかった」といった、企画運営した学生グループへの謝辞も多く寄せられました。
 本学では、次年度以降も学生の自主的な学びを支援する制度を継続していきます。

講演を行う加藤宣行氏