生活系教育コース

コースの特色

技術 「つくることで学ぶ」を実践できる技術科教員を目指して

 技術科は、理科や数学などの自然科学を応用して、人間の生活や社会に役に立つものや価値を創造する応用科学を扱う学問分野です。本コースでは、コンピュータの働きやプログラミング、木材や金属など色々な材料の性質とその性質を活かした加工方法,電気や力など様々なエネルギーを変換する回路や機構などの基礎的な知識と技能を身につけ、それを中学生に分かりやすく教えるための理論と実践力を習得することができます。

家庭科 衣・食・住・保育の観点から家庭生活を科学する

 衣・食・住など日常生活を構成する多様な要素(モノや技術など)を科学的な視点から分析・考察し、生活をより豊かで奥行きのあるものにすることを目指したカリキュラムになっています。実験・実習を通して実技に強い家庭科教員を養成します。

[主な専門科目]
【技術】
中等技術科内容構成基礎論 ■技術科内容基礎講義(機械、電気、栽培、情報とコンピュータ) ■技術科内容応用講義(機械、電気、栽培/生物育成、情報とコンピュータ) ■技術科内容講義(木材加工、金属加工、材料と加工) ■技術科内容実験実習(機械、電気、栽培、情報とコンピュータ、木材加工、金属加工) ■中等技術科教育法
【家庭科】
中等家庭科内容構成基礎論 ■家庭科内容講義(食物学、被服学、住居学、保育学、情報処理、家庭機械、家庭電器、家庭経営学、家庭科教育) ■家庭科内容演習(家庭科教育) ■家庭科内容実験実習(食物学、被服学、住居学、保育学) ■中等家庭科教育法

教育体系

【技術】

 1年次には「中等技術科内容構成基礎論」を通じて、技術科の面白さとその意義、自然科学との関係を学びます。また、木材及び金属加工、電気、栽培、情報とコンピュータの講義や実験・演習を履修します。
 2年次にはこれらの分野に加えて、機械の講義や実験などを履修し、学年進行とともに各専門分野の内容を深め、「中等技術科教育法」などの科目を通じて授業づくりや指導案について学びます。
 3・4年次には教育実習を通じ教員としての実践力を高める一方で、4年次においてはこれまでの学習を総動員して卒業研究を行います。

【家庭科】

 1年次には「中等家庭科内容構成基礎論」を通じて、食物学、被服学、住居学、保育学などの各専門分野の概要を把握します。
 主に2・3年次を中心に、各分野の講義、演習、実験・実習を履修します。家庭科では実験・実習の力が特に要求されるので、各専門分野のすべてに実験・実習科目が設けられています。また、家庭科教育の講義や「中等家庭科教育法」などの科目を通じて、授業づくりや指導案について学びます。さらに3・4年次には教育実習を通じ、教員としての実践力を高めます。
 4年次にはこれまでの学習を総動員して卒業研究を行います。

取得免許・資格

[卒業要件を満たせば取得できる免許状]
【技術】 ■中学校1種(技術)
【家庭科】 ■中学校1種(家庭) ■高等学校1種(家庭)
小学校1種または中学校1種(国語、英語、数学のいずれか1つ)
[卒業要件を満たし、さらに所定の単位を修得すれば取得できる免許状※]
幼稚園1種(2種)
小学校1種(2種)
中学校(他教科)1種(2種)
高等学校(他教科)1種
特別支援学校1種(2種)

修得しなければならない単位数は、所属するコースや取得を希望する免許状の教科によって異なります。また、希望する免許状の種類によっては時間割の都合などで取得できない場合があります。