教育の未来と子どもたちの未来のために

第3回教育実践・宮城教育大学賞(平成20年度)

1.応募者数 12件

応募者の内訳
男女 都道府県 応募形態 所属
男性12件
女性0件
宮城県(仙台市) 2件
宮城県(その他) 4件
北海道 1件
茨城県 1件
神奈川 1件
京都府 2件
岡山県 1件
個人 12件
小学校教諭 7
中学校教諭 1
高等学校教諭 3
教育委員会 1

2.受賞者 2名

所属 職名 氏名 テーマ
北海道滝上高等学校 教諭 石原 慎司
(イシハラ シンジ)
高校生を歌わせる授業の研究
―NHK全国学校音楽コンクールの参加を通して―
茨城県鉾田市立大竹小学校 教諭 関根 康裕
(セキネ ヤスヒロ)
夢や希望をはぐくみ、目標をつかむ 「小学校第6学年キャリア教育実践プログラム」の開発

3.授賞式の挙行・受賞記念講演会の開催

平成21年4月16日(木)学長室において、第3回教育実践・宮城教育大学賞の授賞式を執り行いました。

本賞は、創立40周年を記念して創設され、今年度で第3回目をむかえました。今回は応募総数12件の中から、受賞者2名を選出いたしました。

受賞者の選考理由は次のとおりです。

石原 慎司 氏 北海道滝上高等学校 教諭

石原氏の研究実践は、「高校生を歌わせる授業の研究―NHK全国学校音楽コンクールの参加を通して―」をテーマに採り上げたもので、

高校の教育にとって音楽が高い教育的価値を持っていることを実証している。

選択ではない通常の音楽の授業で高度な混声四部合唱を実現して、NHK全国学校音楽コンクールに出場した(北見地区で金賞)。選択の音楽の授業(楽器)では、教師の予想を超えて、全員がピアノを選択し、運指の初歩から学んでいる。生徒たちの音楽に対する愛情・熱意が伝わってくる記録は、実践記録としても高い水準に達している。

この実践は高校生の可能性をまたひとつ広げ、多くの教師たちに勇気を与えるものと期待できる。

という点で高く評価され、選出されました。

関根 康裕 氏 茨城県鉾田市立大竹小学校 教諭

関根氏の研究実践は、「夢や希望をはぐくみ、目標をつかむ『小学校第6学年キャリア教育実践プログラム』の開発」をテーマに採り上げたもので、

小学校において、計画的・系統的なキャリア教育が、教科や総合的な学習と結びつき地域とのつながりを創り出して、豊かな成果をあげること、同時にいわゆる「中1ギャップ」の克服にもつながることを示した。

従来の「工場見学」は「職場体験」となり、職業を通して家族・親族の理解を深めている。保育士体験は、「自己有用感」を高めた。プログラム全体は確実に子どもたちに自信をつけ、小学校での学習の意義を再発見・再組織することになった。活動は中学校や地域とのつながりを創り出し、父母たちが子どもたちの成長に感動している。

学校教育の現代的課題へのひとつの指針として、さらに学校がそれぞれ固有の課題に取り組むヒントを、多くの教師たちに与えてくれるものとして高く評価できる。

という点で高く評価され、選出されました。

今回は授賞式に引続き、受賞記念講演会を開催し、学生をはじめ一般の方が多数聴講に訪れ、受賞者の実践記録に真剣に耳を傾けていました。質疑応答では活発なやりとりが行なわれ、教育に関心のある方、教員を目指す学生にとって有意義な時間となりました。

授賞式終了後の集合写真

石原慎司氏(前列左から2番目)、関根康裕氏(前列右から2番目)、高橋学長(前列中央)

受賞記念講演での質疑応答の様子

受賞記念講演の質疑応答では活発なやりとりが行われた。