Piagetの発達モデルの破綻?

4枚カード問題の論理構造

「逆もまた真なり」,「前提条件が否定されれば,結論も否定されるはずだ」といった,不確かで論理的ではない推論を成人になっても人は信じやすい。(形式的操作期が実在することも怪しいのか?)

生徒にとって親しみやすい具体的な事例を持ってくれば,上記と全く同一の問題構造をもった課題(同型課題)を解くこともできる。

もしかしたら,知識があってはじめて,人間らしい合理的な思考ができるようになるのでは?
ただし,具体的なモノをベースにして問題が解けるようになったからといって,必ずしも規範的な解法が身についたかは不明。 できるようになったからといって,単純に安心してはいけない。

エキスパートと 構造化された知識

熟達者の分類

手際のよい熟達者(routine expert)

アルゴリズム化が可能な課題 … 算盤,記憶術の達人など

適応的熟達者(adaptive expert)

アルゴリズム化が難しい課題 … チェス,スポーツ競技の達人,政治家など

エキスパートと初心者の違い

1.下位技能の習熟

― チャンク化
― 自動化

2.適切な問題解決のための知識の獲得

― 適切なメンタル・モデル
― 新たなメンタル・モデルの生成

3.適切な評価基準の獲得

― パフォーマンスの評価基準の獲得
― セルフモニタリングと自己調整

熟達を促す要因

1.能動的モニタリングを伴った学習

― 課題の多様さへの対応(徐々に複雑さを増す小世界)
― 作品発表,試合など重要な状況への直面

2.意味のある文脈の中での学習

― 認知的徒弟制
― モデルを実際に見ることによる学習
― 作品を通じて創作過程を再構成する

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