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大学概要

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学長メッセージ

Message from the President

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村松隆

新学長 村松隆 就任のご挨拶

 2018年4月、宮城教育大学第14代学長の任に就きました。皆様何卒よろしくお願い申し上げます。
 宮城教育大学は、自然豊かな青葉山に在り、この4月、美しく咲く山桜が新入生を迎え、彼らがキャンパスになれるころ、まばゆいばかりの新緑の若葉でいっぱいとなり、1年で最も美しい節となります。山藤も見事です。その美しい自然と共に本学の歴史は50年の歳月を数えました。長きにわたり、宮城県内はもとより東北、関東、関西…と多くの教師を輩出し、活躍著しく、その子息・子女がまた教師を目指し本学で学び新任教師として赴任するという、二世代にわたる教員養成の歴史です。また、兄弟(姉妹)そろって宮教大、という学生も少なくありません。これらのことは教師という仕事が大変に魅力的であることを証明しており、「親を観て宮教大を選んだ」という声もよく聞かれます。
 子どもの成長著しい大事な時期に直接に接し、教え、育てること、自身の知識、経験をすべて投入し正しき方向に導き教師自身もまた児童・生徒の問いかけにより深化する、その行き来は他の職業には無い素晴らしいものです。教師の一言が子どもの人生を大きく決定づける一言にもなりうる、そのような場面は珍しいことではなく、少なからず本学学生が経験し、教師志望を促した理由の一つにもなっています。
 さて、立派な教師になるためには教科専門力はもちろん、児童・生徒理解力、学級経営力、多様さを認める姿勢、障害を抱える子どもへの配慮、いじめ問題への対処など様々な資質並びに的確な対応が要求されます。それは全人格的教育と言えるものであり、人間の核となる本質を高め、磨かなければなりません。本学は半世紀にわたりそれを実践してきました。創立当初に起こった学生紛争への反省から、教員と学生の日常的な議論の必要性を認識し、全国初の合同研究室を設置し、自由闊達な議論を行い、その精神は今も変わっていません。また分野を超えた教員・学生間の交流も盛んで、理科教育専攻の学生が日本文学のゼミに参加したり、国語教育専攻の学生が音楽教育専攻の学生と一緒に楽器を奏でたり、多種多様です。教員と学生の距離が近いことは本学の魅力の一つで、面倒見の良い教員が多いですから、学生諸君には是非多くの経験をしてほしいと願っています。道徳教育、小学校英語の教科化、プログラミング教育、ICTなど今教育界は変革の中にあります。本学では単にそれらに限定して学ぶのではなく、半世紀の知恵と力を結集した全人格的なアプローチにより、宮教大ならではの教育効果を挙げ、根付かせます。次の50年に向け大きく前進するため、大学改革も果断に進めます。高校生の皆さんには、宮城教育大学を目指してほしいと心から切に願っております。
 皆様、2011.3.11この日を私たちは永遠に心に刻み付けねばなりません。いつも大きな悲しみ、そして命の重みを意識し、自分にできることは今何かと問いかけ、行動し続けなければなりません。本学では多くの学生ボランティアが活躍し、とりわけ学校の児童、生徒への支援で中心的な役割を果たして来ました。本学には防災意識の高い学生が多く、防災についてもっと学びたいという声を受け、今年度より防災教育をさらに充実・加速させます。
 教師の最も重大な使命は、子どもたちの命を守ることであります。教室に入れば、教師は何十人の子どもたちの命を預かっていますので、何があっても全員の生命を守り抜かねばなりません。ある学生は言います。「震災時、私は小学生だった。津波が来たとき担任の先生の行動により、全児童の命が守られた。その経験により、私も多くの子どもの命を守りたい、また震災で命の大切さを学び、そのことを子どもに伝えたいという思いで教員を目指した。学校現場で子どもの命が一つも失われない行動をとることを第一に考えられる教員となるために考え、行動していかなければならない」私は、防災教育はこれに尽きると思っております。子どもの命を守り抜く教師を養成するため、力を尽くします。


平成30年4月  国立大学法人 宮城教育大学長 村松 隆





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