ここからサイト共通メニューです。

サイト共通メニューをスキップします。
 

大学案内

clear

研究室NOW

Lab File

clear

好奇心が学びのキーワード
/ 数学教育講座教授 瓜生 等(うりゅう ひとし)研究室


 前任校から宮教大に赴任して28年になります。大学には最終学年になると卒業研究という四年間の勉強の総仕上げの科目があります。 数学の卒業研究では学生は専門書を輪講し、具体的な素材をとおして、数学という学問の考え方について、互いに討論しながら、理解を深めます。 これまで輪講のために様々なテキストを採用してきましたが、一度も同じものを使ったことはありません。 今年度は5人の学生が微分方程式のテキストを読み、「数学」しています。
 最近になって、日本の大学の教師は不思議な職業だと思うようになりました。 毎年、高校を卒業したばかりの1年生の多くが入学をし、そして4年が経てば順調なれば卒業をしていきます。 教師である私は、一定の世代の学生をいつも相手にしていることになります。しかし、自分だけは着実 に歳を重ねています。 それに気づいてから学生との付き合い方が少し変わりました。
 教師にとって最も大切なことは、自身がその教科内容を楽しめていることだと思っています。 数学を面白く感じている先生に数学を習うとき、その教室は生き生きしています。 数学の役立ち方などをわざわざ説明しなくとも、生徒は楽しんでいる先生を見ているだけで「数学」の中に何かがあることを嗅ぎつけます。 人間は生まれながらに好奇心を備えているのでしょう。そして好奇心は 確実に他に伝染します。 これまでの教師生活でこの「好奇心」という言葉に出会え、本当に幸せに思えます。 どんなに初等的な内容の中にも好奇心を喚起するきっかけが必ず潜んでいます。 これからもこの言葉をキーワードにして、残りわずかの教員生活を楽しみたいと思っています。
 

数学教育専攻4年 大友 彩

 私たち瓜生研究室は、ばねなどの運動について考えるという、物理に近い内容を学んでいます。 ゼミでは、一人ひとりが事前に学習した内容を発表し、お互いに意見を出し合ったり、疑問を一緒に解決したりします。 話し合い形式で行うので、毎回新しい気づきや発見があり、数学好きの私たちにとって、とても有意義で面白い時間です。 また、休憩時間には、お菓子を食べながら先生や他のゼミ生と様々なおしゃべりをして盛り上がります。 瓜生先生は、いつも素敵な笑顔で、私たちに数学の「楽しさ」を教えてくれます。 ゼミの時間に瓜生先生と数学を学んだり、お話しをしたりすることが、毎週木曜日の私たちの楽しみでもあるのです。
 私たちは来年の3月に卒業しますが、瓜生研究室で学んだことを将来に活かしていけるよう、これからも一生懸命に、そして楽しくゼミに取り組んでいきたいと思います。

教育復興支援ボランティアプログラム「梨の花プロジェクト」について
/ 英語教育講座特任准教授 根本 アリソン(ねもと アリソン)研究室


 このプロジェクトは平成24年の9月から始まり、今まで年間2回夏と冬休みに計8回行われ、合計159人の学生が参加しました。 活動期間は5日間で宿泊はビジネスホテルや県の宿泊施設です。 メインの活動は福島第一原子力発電所の事故のために町全体で避難した大熊町の子どもたちの教育支援です。 震災後、町民は浜通りからバスで集団移転し、幼稚園・小学校・中学校は会津若松市内の廃校などを利用して再開し、それから5年が経ちました。 原発事故前には1,400人の児童生徒が大熊町にいましたが、今はたった71名(幼・小・中を含む)になってしまいました。
 活動は季節で大きく変わります。夏には児童生徒全員参加の運動会の支援として前日練習・準備・当日のお手伝い・後片付けなど、 冬には担任の先生のお手伝い・学習 支援・子供たちとの交流・雪遊びもします。学生は自分で校種を選び、それぞれのところで活動します。
 このプログラムが始まった理由として、震災の日まで自分が大熊町で13年間働いていたことが背景にあります。 その後本学に勤め、学生と一緒に何かお手伝いができないかと大熊町教育委員会と相談して実現しました。 当初は一回限りの訪問と思っていましたが、長く続けられてとても嬉しいです。 たくさんの学生が大熊町の現実を知り、また頑張っている子どもたちを見て何か感じていることがあると思います。
 教育大の学生にとって色々な教育現場に入ることや色々な年齢の子どもたちと触れ合える機会は貴重な体験です。 先生になるかどうか悩んでいるときに、このプログラムに参加したことで進路を決定するきっかけになったという学生もいます。 時には、考えることよりも行動することで 将来の道が開かれるときもあります。ぜひ一度ボランティア活動に参加してみてください。

英語コミュニケーションコース4年 小山内 早織

 私は平成24年に大学に入学し、梨の花プロジェクトに3年間参加しました。震災の後、青森から仙台に出てきて、 初めて悲惨な状況を目の当たりにしたのが平成23年でした。それから、自分に出来ることを考えていたときに梨の花プロジェクトを知り、 参加することにしました。
 最初は英語科の16人で福島県会津若松市に赴き、ボランティア活動を行いました。 幼稚園、小学校、中学校に行き、学習支援を行ったのが第一回で、それから他専攻の学生にも支援の輪が広がり今では大きくなっています。
 教育は誰もがどのような状況下でも受ける権利があります。梨の花プロジェクトはそういう意味で、子どもの権利を守ることのできるボランティアだと思います。 困っている子どもをこのように支えていくボランティアが今後も続いてほしいと思います。


clear
先頭へ戻る