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子どもが創作する詩(児童詩)の魅力
/ 国語教育講座教授 児玉 忠(こだま ただし)研究室


 私の専門は国語教育です。国語教育における「国語」とは、日本語を母語とする人たちにとっての日本語を指します。 なかでも、「書くこと」の学習指導を中心に研究を進めています。
 本格的な研究を始めてから継続的に取り組んでいるのが「児童詩」に関する教育やその教育史に関する研究です。 「児童詩」とは、子ども自身が創作する詩のことを指し、子どものために大人が創作した詩(少年詩)とは区別されます。
 子どもにとって「詩」を創作するとはどういうことか、そこにどのような意義や価値があるのか、そうした意義や価値ある児童詩を生み出すにはどのような指導法をとるのがよいか、 これまでの実践家はそうした指導をどのように進めてきたかなどなど、児童詩とその教育をさまざまな角度からとらえて検討を加えています。これと関連して、少年詩の鑑賞指導についても取り上げて研究しています。
 極端に言えば、児童詩教育の魅力は、教師の安易な予定調和が崩れるところにあります。言い換えると、児童詩の魅力は、想定内の授業であったにもかかわらずそこに子どもが潜在的にもっている力が偶然に働いて想定外の(思いがけない)魅力ある作品が生まれるところにあります。 そうした子どもの表現がもつ意味と価値について今も考え続けています。
 大阪で暮らしていたころ、15年ほどにわたって小学校の先生方で組織される児童詩教育の小さな研究会に所属していました。 そこでの成果を2011年に『見つめる力・発見する力を育てる児童詩の授業-山際鈴子の授業を追って-』(銀の鈴社)という共著にまとめました。 ご興味のある方、どうかご一読ください。
 

教育や授業についての新しい発見やヒント
/国語教育専攻4年 角田英美

 児玉研究室では、国語科教育に関する研究を行っています。「教育」の視点に立って国語を見つめているので、内包している分野はさまざまで幅が広いです。 研究室に所属している4年生5名も、それぞれにまったく異なる研究テーマを設定して卒論を書いています。
 ちなみに、私は中学校国語科の「書くこと」の学習指導に注目し、「中学校国語科における『書くこと』の学習指導の研究-文種意識の形成に注目して-」と題した卒論にまとめました。
 研究室でのディスカッションでは、自分の研究の課題についてだけでなく、他の4年生の研究から新しい発見をしたり、教室で授業をするうえでのヒントが得られたりしました。そうしたディスカッションを通じて私自身、つねに生徒の存在を意識しながら授業のあり方を考えることができました。教員を目指している私にとって、この研究室で過ごす時間は貴重な財産になっています。

電気から「生きる力」の教育へ
/ 技術教育講座教授 水谷 好成(みずたに よしなり)研究室


 電気・電子工学をベースにコンピュータ制御、生体医工学に関する研究を中心に様々な教育活動に取り組んでいます。 中学校技術科及び小学校の理科や図画工作科を対象にして、小学校1年生から中学校まで学年進行に応じて段階的に続けられる電気やロボットをテーマとした教材開発をしています。 教育用ロボット「梵天丸」・LED制御教材「いろは姫」の開発に加わり、宮城・仙台市内の小中学校や仙台市科学館などで教育実践を行ってきました。 これまでイルミネーション型LEDを使った光のインテリア工作、各種のランタン教材で電気を楽しむ工作、乾電池を使い切る白色LEDミニライト、障害物を避ける自走型コンデンサ自動車のようなエネルギー利用教材などを開発してきました。
 さらに、音声会話ができない幼児や児童のためのコミュニケーション補助装置やコミュニケーションボードの開発という障がいの支援機器の開発も行っています。 複数の分野に関係する境界領域こそ、ものづくりや技術教育が活躍すると考えています。
 技術/情報・ものづくりの学生たちと大学祭で「ものづくりの部屋」として、ジェルキャンドル・光るアクリル飾り・サンドブラスト加工によるガラスコップ加工などの子ども向け工作教室も実施しています。 震災以後は、家庭科(小野寺研究室)と協力してキャンプ・炊き出し研修の取組も始めました。
 「○○だからできない。」から「○○すればできる。」という考え方を育成したいと考えています。 研究室が関わっている活動はかなり多く、一年中、何らかのイベントの準備をしています。 様々な活動の材料準備から会場設営・指導補助などを通して「段取り力」がそれなりに身につけていきます。 分野にこだわらない活動に取り組んできた結果、研究室の専門が電気であることがあいまいになっている気もしています。 ポップコーンや綿あめを作り、ピザやパンを焼いている先生と思われている節もあるため、「一応、電気を専門にしている先生です。」と説明することにしています。

「本当に電気の研究室?」
/阿部大世(生活系教育専修1年)、佐藤聖也・三宮拓哉・武山貴信(技術教育専攻4年)、遠藤菜々・佐藤卓也(情報・ものづくりコース4年)、早坂裕太郎・鳥村健二・若井慎太郎(技術教育専攻3年)

 平成27年度の水谷研究室の学生は、大学院生(生活系教育専修)、技術教育専攻と情報・ものづくりコースの9名です。 研究テーマは電気や情報に関する中学校技術の教材開発から、小学校の理科や図画工作、特別支援教育と関わるコミュニケーション補助装置の開発まで多岐にわたります。
 教材開発で使用する工具類やたくさんの材料が、足の踏み場もないほどにあふれていて、どこに何があるかを探すだけで大変ですが、ここまではまだ許容範囲です。 「○○できないですか?」と言われると黙って引き下がることのできない教授は、電気と直接関係ない音楽棟の掲示板の修復、420教室の教壇の製作などを引き受けてきます。
 最近は、防災教育もテーマに加え、炊き出し研修のために学内で燻製やピザ焼きなどで煙をもくもくと出していて、他の研究室から煙たがられないか心配です。 もはや、電気の研究室ではありません。参加している活動は楽しいですが、所属学生は自分たちがどこに向かっているのかわからなくなる今日この頃です。 しかし、数多い科学工作教室のボランティア活動をはじめとする様々な経験は、私たちの「生きる力」を確実に向上させています。


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